築10年800万円の家を買わなかった話とインスペクション建物状況調査

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myhome_man

かねてから自分が住む家を探していた友人。
男、独身、彼女あり。

土地を買って好きな間取りで家を建てると
いう計画もしていたけど気に入れば中古の
家を買うのもありかなと探していた。

彼も彼女も友人だったのでちょくちょく
相談に乗っていた。

というのは、
私が不動産の免許である宅地建物取引士を
持っていたから。
といっても単に免許を持っていだけで実務
の経験はゼロなので頼りにはならないけど
一応一般人よりは知識があると思ってくれ
たみたい。

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築10年800万円の家見つけた

友人たちから興奮したように電話がきた。

築10年で平屋で800万の家を見つけた!
場所は山梨県某市の郊外の小高い丘の上の
分譲地。

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広さはは希望していたより狭いけどこの価格
なら頑張ればキャッシュで買える。
この歳でローン組みたくないし。

彼らはインターネットで見つけて物件の不動
産会社に見せてもらえるよう連絡したけどま
だ返事がないという。

でも場所はわかったので見に行くから一緒に
行ってくれないかとお願いされた。

現地を見学

現地は見晴らしいの良い爽やかな丘の上の
分譲地。
今風の新しいデザインの家がポツポツ立ち
並んでいる。

二階建ての若いファミリー世帯が多い感じ。
平屋は一軒だけなのですぐにわかった。
家の周りは雑然として散らかっている。
まさか夜逃げしたんじゃないよね?
ネットでは空き家と表示されていたので家の
周辺をジロジロ見ていると、年配の男性が

「家を見にきたんですか?」
「そうです」
「中も見ますか?」
「え!良いんですか!お願いします!」

聞けば東京に家があり週末ハウスとして
利用していたという。
事情があって来れなくなり手放すことに
したようだ。

オール電化の平屋の2DK
太陽光は積んでいない。
部屋はダイニング・キッチンが約8畳、他
は約7畳と5畳で狭い。
でも収納はたっぷりある。
キッチンも使いやすそう。
分譲地の端っこなので向かいは公園や共有の
駐車場など3方が空いている。
隣接する家は一軒だけ。
広い丘の上なので混みあっていない。
望んでいた家よりだいぶ狭いけど一人かふた
りで住むには許容範囲。
リビングは床暖だしね。

なによりキャッシュで買えるのが利点。
50代後半でローンを組みたくない。

で、不動産屋さんに申し込みをした。
申し込み金は10万円。
10日間はこの物件を押さえることができる。
このまま契約すればこの10万は購入代金か
ら引かれるし契約しなければ戻ってくるはず。

インスペクション(建物状況調査)

今年2018年4月1日から中古住宅取引の
際にインスペクション建物状況調査の説明が
義務化されました。

不動産業者は中古住宅の媒介契約時、売買契
約前の重要事項説明時などにおいて、建物が
ホームインスペクションを受けた履歴がある
かどうか、実施する意向はあるかどうかを確
認する必要がり、もし実施する意向があれば
それを手配しなければならない。

つまり、売り主買い主がインスペクションを
希望した場合はそれを手配しなければならな
いのです。

インスペクションとは?

建築士である「既存住宅状況調査技術者」が
第三者的な立場からまた専門家の知識等から
住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇
所やその時期等を調査します。

ちなみに建築士ではない「建物診断士」とい
う民間の資格もあるので要注意です。

インスペクションを希望する

中古住宅は見た目は大丈夫そうでも実際は
どうなってるのか不安です。
ちょうど4月からインスペクションの実施
の有無を購入契約の際に説明が義務となり
購入前に買い主からも実施の希望ができる
ようになったので不動産屋さんにその旨を
伝えたところ、

担当の営業さんは

「え?築10年ですよ。必要無いですよ」

「でも心配だからやりたいので手配して
ください」

「自分で手配してください」

えええ?
それっておかしくない?
インスペクションの手配はそっちの仕事
なのに。。。

売り主にインスペクションを希望する旨を
話すと快く了解してくださった。
その方が自分たちも後で何か不具合が出て
くるより安心だからと。

ただし、インスペクションは実施したい方
つまり、買い手のこちらが負担する。
支払う料金は実施項目によって違うけどだ
いたい3万から10万くらい。

知り合いの不動産屋さんと建築士に相談




今回の物件のインスペクションについてこち
らが実施しなくてはならなくなり親しくして
いるこちらの不動産屋さんと建設会社の社長
さんに相談。

「山梨県の中古住宅を友人が購入を検討して
いるんだけど、、、、、、、、、」

不動産屋さんのアドバイス

インスペクションはねー、業者はやりたがら
ないんだよ。
面倒くさいしねー
業者は早く売り抜けたいしねー
するんだったら知ってる甲府の業者に聞いて
みてあげるよ。

建設会社社長(一級建築士)のアドバイス

家は築10年を過ぎるといろんな箇所が劣化
したり不具合が出てくる頃だからインスペク
ションはやった方がいいよ。
建築したメーカーはどこ?
え!◯◯ホーム!
そりゃあ絶対やったほうがいい。
あそこは建築のレベルが低いから特に土台や
屋根なんかは10年経てば心配だ。
屋根の下地材は二級品使ってる場合が多いし。
友だちがあそこの設計部にいてね。
内事情知ってるから絶対やった方がいい。

結局800万の家を買わなかった理由

インスペクションをやると言ったら売り主の
おじさんは心配になったのか次の日にもう一
度見に行った時に排水管の不具合を言いだし
てきた。

排水管の途中から木の根っこが生えてきて
時々取り除かないと水が排水されないという。
排水管の下の土に生えてた木の根っこが家を
建てる際に残っていたらしい。
そして取り除いても生えてくるらしい。

え?
それって工事がい加減だったんじゃない?

それを建設会社の社長さんに話したら、
配管の下の土は全部木の根っこを取ってから
工事するけどなー
それは土を掘って配管し直さないといけない。

私も友人の彼も彼女もだんだん気分が盛り下
がってくる。

築10年で800万!
お買い得!

と、昨日まではテンション高かったのに。

そういえば、外壁も安っぽいねー
内装も安っぽい。。。

買い主の彼も、

俺はあんな家に住みたかったわけじゃない。
彼女が来てる時はいいけど一人であそこに
居たくないなー
妥協して貯金が800万+諸経費が消えるの
はやだなー

3人の共通した意見が

築10年800万に釣られた!

インスペクションする気も無くなった。

不動産屋さんにキャンセルを伝えると、
物凄~~~~く不快そうに対応されたらしい。

そもそも不動産屋さんの営業さんは下見の
申し込みをしても電話もくれず、何度も催促
してやっと電話んにでるし、インスペクション
の意思を伝えても対応しないし、彼いわく、
話し方が上から目線で横柄。

もうここの不動産屋さんの物件は絶対買わない
と彼は怒っていた。

インスペクションするベストな時期

今回のように買い手がインスペクションを
希望するタイミングは物件の申し込みをし
て、契約をする前がベスト。

物件を押さえておけるし、建物の状況が悪い
場合は契約しなければいい。
申込金は返金される。

本当は売り主が事前にインスペクションして
いてくれればそれを見て判断できる。
でも悪質な場合は建物を検査する側と結託し
て欠陥を隠す場合もあるので要注意。

まとめ

今回の反省点は築10年800万に釣られ
たこと。
前から住みたい家のイメージがあったのに
価格に釣られて妥協して800万を失うと
ころだった。

さらに重要なのが不動産屋選び。
4月からインスペクションの対応が施行さ
れたのに今回の業者さんは対応してくれな
かった。

中古住宅を購入する場合はインスペクション
が必須だと思う。
これによってリフォームの費用が計算できる
し将来のリスクが防げる。

友人たちはあれからまた住宅選びを開始した。
がんばって欲しい。

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